CHSの復習

ディスクの CHS、すなわち、シリンダ・ヘッダ・セクタの各要素は、
言葉で説明するとなると、なかなか、うまく説明出来ないが、
図を見れば、言葉通り、一目瞭然であろう。


ただ、良くある例えであるが、バームクーヘンのような形であるため、
その形に惑わされて、ちょっと混乱するかもしれない。
無理矢理であるが、立方体なり、紙の束なりに置き換えて考えてみれば、
案外、簡単に理解出来るような気がする。
すなわち、1行80桁、25行の用紙であれば、2000文字。
表裏で4000文字。10枚で40000文字。
一昔前の 1.44M 2HD ディスクであれば、
1シリンダ(トラック)18セクタ、80シリンダ(トラック)で1440セクタ。
ヘッドが2(表裏)で2880セクタ。
1セクタが512Byteなので、1440KiBとなる。


シリンダとトラックは、ほぼ、同じ意味だと理解しているが、
トラックと言った場合は、平面的な輪に対して、
シリンダと言った場合は、立体的な管のイメージ。
複数のトラックを束ねた物が、シリンダと言った感じだ。
フロッピーのような一枚ディスクでは、トラック。
ハードディスクや大昔の磁気ドラムでは、シリンダ。
合ってるかな?


それから、何故か、セクタは1から数える。
これは、結構、間違える。
BIOSなどのパラメータで、セクタに0を指定したりすると、
当然ながら、不正なパラメータと言われて怒られます。
場合によっては、そのまま、無言になったりします。苦笑